FXで一番難しいものは手法ではなくメンタルだった
FXを始めた頃、私は「手法さえ良ければ勝てる」と思っていました。
実際、始めた初期はN字形成だけを見たトレードで勝率も高かったのです。
ビギナーズラックだったのでしょう。
このペースだと10年後には億万長者だな、なんでみんなやらないんだろうくらいに思ってましたね…今思い返すと恥ずかしい…
しかしその後、相場環境が変わると徐々に勝てなくなり、そこから私のFX人生は大きく苦しむことになります。
勝てていた時期から、一気に負ける時期へ
amkei氏のコツコツFXに感銘をうけた私は、東京時間でN字形成を探してトレードしていました。
2025年の10月頃のことです。
その時期は相場環境が良かったのか、N字形成のみで判断しても連勝していました。
勝率はなんと70%。
FXって余裕じゃん!仕事辞めれるかも!と当時は本気で思っていましたね。
しかし11月、12月と勝率は落ち始めます…
相場環境が変化し、N字形成のみでは勝てなくなったのです(当時は全然気付いていません。)
負けを取り返そうとしていた過去の自分
当時は1日最大3トレードをルールとしていました。
しかし負けが続くとどうしても取り返したくなり、それ以上トレードしてしまう日も…
「なんで反転するんだよ!」「絶対勝てるはずなのに」「ふざけんな…」
負けるたびに心は乱れ、何度チャート画面を殴りつけたくなったかわかりません。
そして大抵そんな日は負け越します。
すると家に帰ってからもFXでの負けが頭を離れないんです。
「なんで俺がエントリーすると反転するんだよ…監視でもされてんのか…」
「明日は絶対勝ってやる」
家で安らぐどころか、FXで頭がいっぱいになってイライラしている自分がいました。
「FXのことをきれいさっぱり忘れたい、だけど勝ちたい」
悶々とした日々が続きます。
人生を良くするためにはじめたFXなのに、FXで人生を振り回されているようでした。
負け続けた末に始めた過去検証
過去検証が大事らしいというのはわかっていたのですが、面倒くさくて避けていました。
しかしそんな中、2026年に入ってからもずーっと負けは続きます。
私はFX口座を2つ持っていて、
家の貯金からの資金100万円 → 83万円
自分の貯金からの資金20万円 → 17万円
どんどん減っていく資金を見て、
「このままだとさすがにやばい…」
と感じ、トレードは一旦休止して億劫だった過去検証をやってみることにしたのです。
2026年の5月、FXを初めて7ヶ月目のことです。
PF1.99の手法を作っても、実戦では勝てなかった
検証するのは「トレンド転換初動のN字手法」です。
今までのN字形成にさらに条件を付け加えた手法になります(自分では順張りのつもりだったが、後に逆張りと判明)。
そしてこの手法を過去6ヶ月分検証したところ、なんとPF1.99!
遂に必勝の手法を手に入れた…あとは実践あるのみ!
早速リアルトレードに挑みますが、なぜか勝てません…
PF1.99の手法のはずなのに…なぜだ…
ChatGPTとの対話で、自分の感覚がルールになった
過去検証で確信を得た手法でも行き詰まり、ここでふとChatGPTに相談してみました。
まず過去検証のデータの分析してもらいました。
・自分では順張り手法と思っていたが、実は逆張り手法であった
・過去検証は完成したチャートからエントリー位置を選択できるが、リアルトレードでは動いているチャートなのでエントリーの判断ミスが起きやすい
これにはかなり納得させられました…
そして逆張りをしたいわけではないので、この手法は捨てることに。
次に負け続けていた頃のトレードの記録、反省メモなどを分析してもらうと…
・記録自体はしっかり取ってある
・反省メモで繰り返し出ているワードがある
・1日1トレードに限定していればプラス収支であった
以上のことがわかりました。
そこで今までの反省点を活かし、新しい手法を作りました。
それが現在検証中の「ぺー式1分足EMA13 N字手法」になります。
なんとなく感じていた「こうすれば勝てる気がする」が、きちんと言語化されました。
今までの感覚に頼ったエントリーが、ルール化されたエントリーに変わりました。
本当に変わったのは手法ではなく、待てる自分
ChatGPTと共同開発した「ぺー式1分足EMA13 N字手法」を検証するため、2026年6月からリアルトレードを開始します。
しかし運悪く6月は超低ボラ相場で、エントリー条件を満たす場面がなかなか訪れません。
その結果、15営業日連続ノートレードを経験しました。
ちょっと前の、負け続けていた私ならきっと焦っていたでしょう。
「勝ちたい!」「毎日トレードしたい!」
そんな気持ちが強かったからです。
でも今は、ちゃんと待てる自分がいることに気づきました。
それはこのルール化された手法に優位性があると信じているからだと思います。
だからこそ、
「ルール外のトレードをして期待値を崩したくない」
という思いが強くなり、感覚や感情を排除したルールに沿ったトレードができるようになったと思っています。
エントリー直前の待てない自分
ボラが回復しつつある2026年7月10日、エントリー条件が揃いそうでした。
「移動平均線全て下向き、ボラもある、N字ができそうだ…」
あとは陰線が出てN字形成されればエントリーという場面、心拍数が上がります。
「陰線が出た!N字だ!しかも勢いありそう!遅れたくない!急いでエントリーだ!」
ポチッ!
その後その陰線は戻され、下ヒゲ陽線でローソク足確定…
「あれ…陰線のはずが陽線になっちゃった…」
ボラがおおきいこともありその後すぐ損切りに…
しかも悔しいことにもう数分待てばキレイなN字形成があり勝ちトレードができたはず…
原因はローソク足の確定まで待てないことでした。
陰線が伸びて、置いていかれるのではないかと焦っていたんですね。
ノートレードの日が続いてもそれは待てていた、でもいざエントリー直前になると待てない自分がいました。
チャートを冷静に分析していたつもりでしたが、「早く入りたい」という感情で動いていたのです。
チャートを確認してエントリーしていたのではなく、チャートを予測してエントリーしていたことに気づきました。
現在はチャンスが訪れた際、ローソク足の確定を待ってからエントリーするように心がけています。
FXに必要な2つのメンタル
以上の経験から、FXに必要なメンタルは2つあると考えています。
① FXを続けるためのメンタル
まずはFXを続けるためのメンタルです。言い換えれば日常生活を崩さないためのメンタルです。
四六時中FXのことで頭が一杯、負けたらイライラして何も手につかない状態だといつか限界が来てしまってFXを続けられなくなってしまいます。
かつての私もそうでしたが、FXのことばかり考えて家族との会話が上の空になってしまうこともあったんですよね。
FXに人生を奪われている感覚でした。
そうならないために、
- 負けを受け入れる
- トレードしない日を受け入れる
- 期待値で考える(1回の結果で判断しない)
このようなメンタルが必要になります。
チャートがこう動くだろうとの主観的な感情・感覚・予測で入ると、想定外の動きをした時に「なんでだ!」とイラついてしまいます。
要は自分の判断が相場に裏切られたと思ってしまうわけです。そして悔しくて取り返しトレードしてしまう悪循環…
一方でトレードを期待値で考え、ルールに沿ってトレードすれば、一定の割合で負けることがあるのも想定内。
上へ行くか下へ行くかは相場が決めることと受け入れられます。
大事なのは手法の期待値を信じることです。
感覚や感情でのトレードを避け、優位性のある手法を言語化してルールに沿ったトレードをすることでFXを続けるための落ち着いたメンタルは身についてくるのではないかと思います。
② エントリー直前のメンタル
次にエントリー直前のメンタルです。
言い換えれば手法の期待値を崩さないためのメンタルです。
エントリー直前のメンタルがブレると、ルール通りエントリーしたつもりでも実はそうではなかった残念なトレードになってしまいます。
結果として手法本来の優位性を発揮できない可能性が高まります。
エントリー直前のメンタルの整え方としては、
- ローソク足確定を必ず待つ
- チャンスを逃す恐怖に勝つ(乗り遅れたら諦める)
- 自分のルールを信じる
これらが大事です。
まとめ
FXで負け続けていた頃の私は、「FXで必要なメンタルは、負けてもブレない精神力」だと思っていました。
もちろんそれも大切ですが、今振り返ると本当に必要だったのは、次の2つのメンタルでした。
- チャンスが来るまで待ち続けるメンタル
- エントリー直前に焦らず、ルールを守るメンタル
そして、「我慢強いから待てる」のではなく、優位性のあるルールを信じられるから待てるのだと思います。
また、エントリー直前の焦りは、せっかく作り上げた手法の優位性を自ら崩してしまいます。
だからこそ、ローソク足の確定を待ち、自分のルールを最後まで守ることが大切です。
優位性のあるルールを作り、そのルールを守れる環境を整えること。そして、その瞬間まで待てること。
メンタルは鍛えるものではなく、ルールによって支えられるもの。
これが、FXを始めて約1年で私が得た一番大きな気づきでした。

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